あの毛が長い白い猫は何だっけ?と聞かれたら、多分それはターキッシュアンゴラのことでしょう。
ターキッシュアンゴラはペルシャ並んで珍重されてきた猫ちゃんで「トルコの生きる国宝」とも呼ばれていました。
今回はこの猫ちゃんの性格や子猫の値段、さらに飼い方のポイントについても紹介してきますよ。
ターキッシュアンゴラの性格について
ターキッシュアンゴラのルーツ
ターキッシュアンゴラはトルコで自然発生した猫で、長毛種の猫の中でもっとも古い歴史をもつと言われています。何世紀に前にアンゴラ(現トルコの首都アンカラ)周辺で飼われていたイエネコ集団が、孤立した環境の中で進化していったものと考えられています。
ヨーロッパに持ち込まれたのは17世紀で、その優美な外見から上流階級の人々に愛されるようになりました。フランスではルイ15世やマリーアントワネットの愛猫としても知られています。
その後ターキッシュアンゴラは他の長毛の猫との交雑が進み、1900年代初頭には純血種としての血統が絶えてしまいます。事実上トルコ以外では絶滅してしまいます。
第二次世界大戦後イギリスやスウェーデン、アメリカのブリーダーたちによってトルコからアンゴラを輸入し、猫種復活のためのプログラムを成功させました。
ターキッシュアンゴラの性格
遊び好きでエネルギッシュ。順応力が高く、投げたボールを咥えて持ってくる賢さもあります。
鳴き声はそれほど大きくはありませんが、おしゃべり好きな猫ちゃんもいるようです。
鳴き声はそれほど大きくはありませんが、おしゃべり好きな猫ちゃんもいるようです。
ターキッシュアンゴラの子猫の値段について

頭が小さく、首回りが細い。尻尾は長く、先細りになっています。脚が長めで前肢よりも後肢が長く、とてもエレガントに見えます。
ボディはフォーリンタイプ。細身でデリケートな印象がありますが、けっこう筋肉質です。成猫体重は2.5kg(メス)~5㎏(オス)前後の中型の猫ちゃんです。
子猫の値段/相場
国内にはブリーダーが非常に少ないですが、たまにネットで見かけます。時期的なタイミングもありますが、マメに検索すれば入手できるかも知れません。白色でブルーの目をもつ猫は、ブルーの目側の耳に50%の確率で聴力障害があります。これは被毛の色を決定する遺伝子の欠損によるものです。耳が全く聞こえないか、部分的にしか聞こえなかったりするので注意しましょう。
数年前わたしがネット見たときは子猫の値段は20万~30万円でした。ちなみにオッドアイ(左右の目の色が違う)のもの、被毛が単色ならムラのないもの、混色ならのパターンがクッキリと濃いものが人気。
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ターキッシュアンゴラの飼い方について
初心者 | |
一人暮らし | |
マンション | |
こども |
- | 飼い方/飼育ポイント |
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食事 | 細身の猫なので過食させないようにしましょう。 |
ケア | アンダーコートがほとんどないので、週2~3回のブラッシングでOKです。 |
健康 | おおむね健康で長寿の猫ちゃんです。平均寿命は15~20年。被毛が白く青い目の猫は聴力障害に注意しましょう。 |
環境 | エネルギッシュな猫なので上下運動できるスペース(キャトタワーなど)があるとよいです。少し神経質なので静かな環境を用意してあげましょう。基本的に単独飼いがオススメです。 |
まとめ
ターキッシュアンゴラは遊び好きでエネルギッシュな猫ちゃん。やや神経質な面があるため基本的に単独飼いがおすすめ。アンダーコートがほとんどないため、長毛種の猫の中では被毛のお手入れがとても楽です。他の長毛種ではこうはいきません(^^)
2~3年前であれば20万~30万円で子猫が販売されていました。もともとブリーダーが少ないこともあり、現在は入手が難しいかも知れませんね。
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