猫にいる寄生虫を駆除するには市販薬で大丈夫なの?
外の猫を拾ってきたときはノミや回虫といった寄生虫が心配になると思います。
また外に出歩くような猫ちゃんにもノミやダニの予防が必要になるかも知れませんね。
今回は猫の寄生虫の駆除の費用と市販薬についてしらべてみました。
市販されている駆除薬について
市販されているノミ・マダニの駆除薬としては「フロントライン」が定番です。
スポットタイプの薬剤で、背中に滴下するだけで効果を発揮する優れものです。
猫回虫の駆除薬には錠剤やシロップタイプの「虫下し」が市販されています。
嘔吐下痢などの副作用がでることがありますので、病院で処方してもらうのが安心です。
最近では「※レボリューション」「ブロードライン」といった滴下タイプの薬があります。
これらは猫回虫だけでなく、ノミやマダニも駆除してくれる優れものです。
通販で入手することもできますが、基本的には病院で処方されるお薬です。
これらは猫回虫だけでなく、ノミやマダニも駆除してくれる優れものです。
通販で入手することもできますが、基本的には病院で処方されるお薬です。
※マダニ駆除への効果は不明
寄生虫の駆除費用について
近所のペットクリニックの料金です(^^)
検査項目 | 費用 |
---|---|
糞便検査 | 500円 |
回虫駆除 | 2000~3000円 |
ノミ駆除 | 1000~2000円 |
猫回虫の駆除は、はじめに便検査を行い回虫がみつかれば駆除薬を投与します。
2週間後に再検査を行い、駆除しきれなかった場合には薬を再度投与して駆除します。
ふつうであれば2~3回の薬の投与で完全に駆除することができます。
人に感染する寄生虫について
娘が子猫を拾ってきたときに、可愛のあまり猫のほっぺに顔をスリスリしていました。
猫ちゃんのウンチを病院で検査をしてもらったら回虫がウジャウジャいましたよ(^^ゞ
今だから言えますが、素性の知れない外のネちゃんに顔をスリスリする行為はNGです。
1 猫回虫
「猫回虫」は体長3~10cmぐらいの虫で、外の猫の小腸に100%寄生してます。
おもに感染している母猫のお乳を子猫が飲むことで感染するといわれています。

他にも猫回虫に感染しているネズミや鳥などの小動物を食べてしまったり、
回虫の卵に汚染されいる土や、水溜りの水を飲んでしまうことでも感染(経口感染)します。
回虫の卵は生命力が非常に強く、数ヶ月間は土の中で生きていられるそうです。
猫回虫は人間にも感染しますが、本来の宿主ではないため成長できずに体内で死んでしまいます。
しかし人の体内をグルグル回り、それが目に到達すると視力障害を引き起こすケースがあります。
公園の砂場が寄生虫に汚染されていることもあるので、小さいお子さんには注意が必要ですね。
しかし人の体内をグルグル回り、それが目に到達すると視力障害を引き起こすケースがあります。
公園の砂場が寄生虫に汚染されていることもあるので、小さいお子さんには注意が必要ですね。
2 トキソプラズマ

感染猫の糞便中にあるトキソプラズマの卵が口に入ることで感染します。
子猫が感染した場合には嘔吐下痢などで命にかかわることもあります。
妊娠中の女性が初めてこの寄生虫に感染すると、流産や死産などのリスクが高くなります。
また生まれた子どもには脳神経障害が出ることもあるため注意が必要です。
生の豚肉や鶏肉からトキソプラズマに感染するケースもあるのでご注意を。
また生まれた子どもには脳神経障害が出ることもあるため注意が必要です。
生の豚肉や鶏肉からトキソプラズマに感染するケースもあるのでご注意を。
3 エキノコックス

エキノコックスのおもな生息地は北海道全域で、キツネ、イヌ、猫などに感染する寄生虫です。
この寄生虫の感染症は道内だけと思われていましたが、少なからず本州でも感染例が報告されています。
人間に感染すると潜伏期間は5年~20年と長く、重度の肝機能障害を引き起こすことが知られています。
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まとめ
外の猫ちゃんを飼うときは、なによりも先に寄生虫を駆除しましょう。
寄生虫の駆除の費用はだいたい2000円~3000円(初診料込)ぐらいです。
猫を飼っている妊娠前の女性はトキソプラズマの感染チェックをするとよいでしょう。
検査費用は3,000~4,000円ぐらいです。
猫の風邪は人間にうつるの?キスで感染してしまう4つの病気
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