【日本猫】もともと和猫の毛色は4種類しかなかった?!

意外に知られていない和猫(日本猫)の話


今回は、わたしたちの身近にいる「日本猫」につて調べてみました。

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日本猫について


猫が日本にやって来たのは6世紀中頃、中国からの仏教伝来と共にやって来ました。

経典をネズミの被害から守るために、船に乗せられていたというのが有力な説。

それが日本の風土に馴染んでいくうちに、日本固有の品種になったと考えられています。


1.和猫の毛色は4種類だけだった?


平安時代の書物には黒・キジトラ・キジトラ白・白黒の猫しか登場していませんでした。

三毛・茶トラ・白などの毛色が登場するのは江戸時代になってからのこと。

そのことから日本には4種類の毛色しかなかったと考えられています。



歌川国芳『其のまま地口 猫飼好五十三疋』


浮世絵に登場する猫ちゃんには茶トラ・三毛・白などの被毛が見られますが、

それらの毛色は海外から持ち込まれた猫との交雑によるものと考えられています。

今のように毛色のバリエーションが豊富になったのは江戸時代になってからのことです。


1950年代になるとシャムやペルシャといった洋猫が日本に多く入っていました。

その結果として日本猫と洋猫とのミックスが爆発的に増加。

現在では純粋な日本猫(和猫)は存在しないと考えられています。


2.日本猫の特徴




純粋な和猫がいなくなっとはいえ、その特徴を受け継ぐ猫ちゃんは多くいます。

日本猫の特徴

  • 中型で丸いボディライン
  • 四肢は短め
  • 頭と顔が大きめ
  • 顔が丸く頬が出てる
  • 鼻筋は長め
  • 目は丸く吊り上がっている
  • 耳が尖っていない
  • いろいろな長さの尻尾
  • 毛色のバリエーションが豊か…など

実に日本人っぽい体型で愛着が持てますよね(^^)

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3.『眠り猫』について



日光東照宮『眠り猫』


日本で有名な猫の彫刻といえばやっぱり日光東照宮にある『眠り猫』

頭や顔が大きく、体もずんぐりしていて、典型的な日本猫の特徴を備えていますよね。

実はなんで徳川家康の墓所の入り口に猫が彫られているのかは謎なんです。


『眠り猫』には諸説あります。

  1. 墓所にネズミ一匹通さないという意味合いがある
  2. 寝姿で平安を表している
  3. 実は寝姿ではなく獲物を狙っている(家康の強かさを表している)

猫には霊力があると信じられていたことから、その霊力で墓所を守ろうとしていたのかも知れませんね。


まとめ


もともと和猫の毛色は4タイプ、江戸時代に交雑されてバリエーションが豊富に。

純粋な和猫は残っていませんが、その特徴は多くの日本猫に受け継がれています。

いまでは、そんな猫ちゃんたちを「日本猫」と呼んでいます。


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