猫がリンパ腫になると余命はどのくらいなの?
猫の悪性リンパ腫について
猫ちゃんの『リンパそのため、おもにリンパ球がつくられているリンパ節などに腫瘍ができて、その発生場所によっていろいろな症状を引き起こします。
猫のリンパ腫は『悪性リンパ腫』のことで、猫ちゃんの腫瘍性病変の中では比較的多くみられます。
猫の悪性リンパ腫の原因
猫の悪性リンパ腫は『猫白血病ウイルス』(FeLV)の感染がおもな原因になっています。でも中には感染していなくても発病する猫ちゃんもいます。猫白血病ウイルスに感染していない場合は8歳~10歳でリンパ腫になる傾向があります。その原因として免疫力の低下や細胞の劣化によるものが考えられます。
猫白血病ウイルスの感染は若い猫ちゃんに多く、1歳~3歳でリンパ腫になる傾向がみられるようです。
猫の悪性リンパ腫の余命
リンパ腫は全身性の病気なので、基本的に抗がん剤を用いた化学療法が行われます。抗がん剤で治療したとしても猫ちゃんの平均余命は6ヵ月~9ヵ月といわれています。猫白血病ウイルスに感染している場合は、さらに短命になります。
抗がん剤によく反応したとしても、長くもって余命1年~2年程度。その中でも1年を越せるの猫ちゃんは2割り程度です。
病状にもよりますが、何の治療もしなかった場合は1ヵ月~2ヵ月で亡くなってしまいます。
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猫白血病ワクチンについて
『猫白血病ウイルス』は白血球減少にともない、貧血、免疫力低下、リンパ腫などを引き起こしますが、ワクチン接種により高い確率で感染を予防することができます。猫白血病の感染経路
猫白血病の予防には、なによりも感染猫と接触させないことが大切です。
そのためにも室内飼いを徹底したり、多頭飼いでは感染を広めないように注意する必要があります。
ワクチン接種の頻度
完全に室内で飼われいる猫ちゃんにはワクチン接種は不要です。必要なのは感染猫に接触する確率の高い外を出歩く猫ちゃんですね。猫白血病ワクチンの接種頻度については、以下のような意見に分かれます。
日本獣医学会では『猫白血病ウイルス感染症では…2年から3年以上の間隔での追加が必要』とされています。
アメリカでは猫の体に負担をかけないためにも3年に1回でよいとされています。
まとめ
猫白血病ウイルスの感染は若い猫ちゃんに多く、ウイルス感染後1年~3年でリンパ腫を発症します。抗がん剤で治療した場合の平均余命は6~9ヵ月です。悪性度が低く病気の進行がゆっくりだったとしても余命は数年といわれています。その中でも1年を越せるの猫ちゃんは2割り程度です。
外を出歩くような猫ちゃんにはワクチン接種はしておきましょう。そしてなによりも感染猫と接触させないことが大切です。
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