夜帰宅したら猫ちゃんが突然亡くなっていたらどうする?
猫が突然死する原因について
わたしの知り合いで、猫ちゃんが突然死した経験を持つ飼い主さんはいませんが、、ネットではチラホラ見かけます。猫ちゃんにも血栓症を引き起こす病気や、猫種によって先天的な心疾患がみられることもあります。
今回は猫ちゃんが突然死する可能性がある病気を6つピックアップしてみました。
猫の先天性心疾患
生まれながらに心臓の構造に問題があり血流障害を引き起こすもので、代表的なものは『心室中隔欠損症』『心房中隔欠損症』『動脈管開存症』の3つ。普通であれば大動脈によって全身に流れるべき血液が、一部肺動脈へ流れるために肺や心臓に負担をかけるものです。
猫のフィラリア症
フィラリアとは(犬糸状虫症)はおもにイヌの心臓(右心室)や肺動脈に寄生する糸状の寄生虫です。フィラリアは蚊を媒介に侵入し、感染イヌの血を吸った蚊がほかの犬の血を吸うことで感染を広めます。
本来の宿主はイヌですがマレに猫や人にも感染することが知られています。猫は本来の終宿主ではないため成長が遅くなり、成虫の寿命も2年前後と短くなります。
大動脈塞栓症
大動脈塞栓症はおもに心筋症などの心疾患が原因で引き起こされます。心臓を動かしている筋肉に異常があり心臓の働きが悪くなる病気です。心臓の働きが悪くなることで血栓(血液の固まり)ができて、それが動脈内でつまることにより血流障害をおこすものです。
猫の急性腎障害
尿結石などで尿道閉塞した場合、急性腎障害から尿毒症を引き起こします。発見が遅れると24時間以内に亡くなるケースもあります。また人間の鎮痛解熱剤、ユリ(ユリ科の植物)などを誤って食べて中毒症状を起こし、急性腎不全になるケースもあります。
またカランコエ属の植物、キョウチクトウ、ジギタリス、スズラン、イチイなどの植物には強心剤と似た作用があり、摂取すると不整脈を引き起こし突然死する可能性があります。
猫の急性膵炎
猫の膵炎については原因がよくわかっていません。『急性膵炎』の症状として突然の激しい腹部の痛みや、嘔吐などがみられます。症状が重いとショック症状に陥り、治療の甲斐なく亡くなるケースもあります。
猫のてんかん発作
猫のてんかんは1,000頭に対して3~10頭の割合でみられます。発作の程度、症状は様々ですが、何度もたたみかけるように発作を繰り返す『重積発作』が起きると命にかかわります。
てんかん発作はもともと発作が起きやすい猫ちゃんに、体調や環境の変化、ストレスが引き金になって起きる可能性があります。
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猫のストレスと突然死の関係
『てんかん発作』は、もともと『てんかん発作』をおこしやすい猫ちゃんに、ストレスが引き金になっておきるものと考えられています。なにかの拍子に『てんかん発作』が起こり、たまたま起きた発作が重篤な場合は命を落とすことがあります。
まとめ
帰宅してみると愛する猫ちゃんが突然亡くなっていた。なんとも悲しいな内容です。猫ちゃんが突然死するものに先天性心疾患、心筋症による大動脈塞栓症、フィラリア症、急性膵炎、急性腎不全、てんかん発作などがありました。
アメリカンショートヘア、ラグドール、ペルシャなどの猫種は『肥大型心筋症』になりやすい傾向があるので注意が必要です。
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