【触ると痛がる】猫の尻尾の付け根が腫れる原因はあれだった!

猫ちゃんの尻尾しっぽの付け根が腫れている

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猫の尻尾の付け根が腫れる原因とは

プーちゃんうちのネコにはお友達の猫ちゃんがいます。本当の名前は知らないので、勝手に『ブチちゃん』と呼んでいます。

ブチちゃんはご近所で飼われている猫ちゃんで、よくプーちゃんと日向ぼっこをしているのを見かけます。なんとなくブチちゃんを見ていると、尻尾の付け根が腫れてるんですよね。

首輪をつけているので飼い猫ちゃんだと思われますが、その『ブチちゃん』しばらくして顔を見なくなりました。気になりますね(^^ゞ

アレの正体は肛門嚢

猫には肛門の左右には『肛門のう』という袋があり、おもな役目は肛門腺という場所でつくられる分泌液(フェロモン)を一時的に溜めている袋です。

肛門嚢は匂い袋のようなもので、必要に応じて分泌液(フェロモン)を体外にしぼり出します。このフェロモンは猫ちゃんにとって大切なコミュニケーションの手段でもあります。

 肛門腺フェロモンの役目 
  • 他の猫に自分の存在をアピールするため
  • 自分の縄張り(テリトリー)を主張するため
  • 便を滑りをよくするためにも役立っています


猫ちゃんが興奮したり、ストレスを感じたり、飼い主さんに甘えているときなどにも分泌されることがあります。外猫は自分の縄張りを守るストレスがあるため、肛門のうからの流れは良好といえます。

 猫ちゃんたちがお互いのお尻を嗅ぐのは、顔見知りの間柄での挨拶として行われることが多いようです。

どうして腫れるの?

猫ちゃんが運動したり、ウンチをするときの圧力で、自然に肛門のうが刺激されて溜まっている液が押し出される仕組みになっています。

家で飼われている猫ちゃんは、室内飼いの運動不足から便秘がちになりやすいため、肛門のうへの刺激が足りない傾向にあります。

液が押し出されずに肛門のうの中で濃縮され続けると、ドロドロになって袋の出口でつまってしまいます。つまって中で炎症を起こしたものが『肛門のう炎』で、腫れがひどくなると破裂してしまうこともあります。

 肛門のう炎の兆候 
  • よくお尻を舐めている
  • お尻を床にこすりつける
  • お尻を気にすような仕草
  • お尻に触れると痛がる…など


 炎症がひどいときには発熱したり、元気がなくなたり食欲低下などがみられることもあります。この病気は体質によくところも大きく再発しやすい病気といわれています。

治療はどうするの?

『肛門のう炎』の治療は溜まった分泌液を外に出すことです。重症でない場合は、手で絞り出して、抗生物質を与えて細菌感染を防ぎます。

すでに破裂しているときや、症状を繰り返すような場合は、肛門嚢そのものを手術で摘出します。

肛門のう炎の予防するには定期的に肛門のうを絞ってあげること。猫ちゃんが痛がるときは獣医師さんに絞ってもらいましょう。

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肛門嚢の絞り方

ついでに肛門のうの絞り方に触れたいと思います。わたしはやったことがないので何とも言えませんが、絞り方も知りたい方は下記を参考にしてくださいね。

ふつうの猫ちゃんはお尻に触れられと激しく嫌がります。1人でやるとなるとハードルが高くなってしまうので、家族にや知人に手伝ってもらうとよいでしょう。

猫ちゃんのお尻を持ってもらい『逆さダッコ』の体勢にします。つまり猫ちゃんのお尻が上で、頭が下になるようにして、お尻を絞り担当の人に向けてもらいます。

猫の匂い袋の絞り方 あとはお尻を両手で押さえながら、図の赤丸の部分を親指で軽く押すだけです。

 ふつう猫の肛門嚢はプニプニしていて柔らかいのですが、初めからコリコリしていたり、腫れている場合は中止です。間違って強めに押してしまうと、破裂する可能性があるので要注意です。

まとめ

ふつうはウンチをするときの圧力で肛門嚢が刺激され、自然に分泌液が排出されるようになっています。

運動不足や便秘気味の猫ちゃんは肛門嚢が刺激されず、つまってしまうリスクが高くなります。また飼い猫は外猫よりもストレスが少ないせいで、分泌量が少ないというのも原因の1つです。

予防として飼い主さんが絞ってあげるのもよいですが、猫ちゃんが痛がるときは獣医師さんに任せるのが無難です。

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