くしゃみ鼻水涙目は猫の風邪?
猫のくしゃみ鼻水・涙目の原因とは
猫ちゃんのくしゃみ鼻水とくれば、真っ先に思い浮かぶのは『猫風邪』ではないでしょうか?猫風邪
『猫の上部気道感染症』は症状が人間の風邪に似ていることから『猫風邪』と呼ばれ、以下の3つが代表的です。現在、猫クラミジアは『クラミドフィラ・フェリス感染症』と呼ばれています。それぞれの特徴を以下にまとめてみました。
猫の結膜炎のほとんどは猫風邪によるもので、最初は片側どちらかの目に感染してから、もう片方の目に感染していきます。猫ウイルス性鼻気管炎の場合3種混合ワクチンで予防できます。
猫クラミジアによる結膜炎の場合、ウイルス性のものより治療が長引く傾向があるようです。猫クラミジアは3種混合には含まれておらず、5種混合ワクチンで予防することができます。
猫のクリプトコッカス症
クリプトコッカス症は、『クリプトコッカス』という真菌(カビの仲間)を、猫ちゃんが鼻や口から吸い込むことで感染します。クリプトコッカスはハトなどの糞に多く存在するため、ハトが多くいる公園の近くに住んでいる猫ちゃんに感染する可能性があります。
おもな症状に、くしゃみ、粘液性の鼻水(鼻血がまじることも)、咳などの症状がみられます。中枢神経を介して眼の組織にまで感染が及ぶと、失明することもあります。
治療には『抗真菌薬』が使用されます。呼吸器系や神経系の症状があるときは、それぞれに応じた治療が行われます。
猫のアレルギー性鼻炎
猫ちゃんが鼻炎になると、症状が軽いうちは水っぽい鼻水が出たり、くしゃみをするようになります。症状が進むと鼻がつまって口呼吸になります。猫の鼻炎のおもな原因が『猫風邪』によるもので、『結膜炎』を併発することが知られています。そのため顔まわりが目ヤニや鼻水で汚れていることがあります。
その他の原因として、花粉、ハウスダスト、イエダニなどによるアレルギーが原因で起こることもあります。最近では猫ちゃんにも『花粉症』がみられます。
一般的に猫ちゃんの猫風邪からの鼻炎は『抗ウイルス剤』や『抗生物質』で治療しますが、アレルギーが原因のときは『抗アレルギー薬』を投与します。
猫の眼瞼内反症について
それにより猫ちゃんの結膜や角膜が傷ついて炎症をおこしてしまうのですが、逆に猫風邪による結膜炎や角膜炎から眼瞼内反症になるケースもみられます。
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猫ちゃんに目薬をさす方法

これは猫ちゃんの飼育本によく書かれているオーソドクスな方法なんですが、実際やってみると、なかなかに難しいですよ。
初回は成功しても、次回からは猫ちゃんも警戒するので、難易度が上がります。1人じゃ無理レベルになりますから(^^ゞ
まとめ
猫ちゃんは猫風邪から結膜炎や角膜炎を合併することが多く、涙目や目ヤニなどが見られます。猫クラミジアが原因のときは治療が長引くことが多いようです。猫風邪から慢性鼻炎になるとキャットフードの匂いが薄れ、食欲が低下してしまい、ますます体力が落ちていくので注意が必要です。
フードの匂いが全くしなくなると、猫ちゃんがエサを認識しなくなり、まったく食べなくなってしまいます。猫ちゃんにとって鼻づまりは死活問題なんです。
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