【皮膚病】カビ菌だけじゃない!猫の耳の後ろがハゲてきた!

猫の耳の後ろがハゲてきた。かわいそう。。

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猫の耳の後ろがハゲる3つの原因

猫ちゃんの顔や耳の毛(被毛)がハゲる原因として、カビ、ダニ、アレルギーなどによる猫の皮膚病が考えられます。

猫の皮膚糸状菌症

猫が『皮膚糸状菌症ひふしじょうきんしょう』になると、顔や耳、四肢などに円形脱毛を起こします。それほど強い痒みはないといわれています。

皮膚糸状菌症は『白癬はくせん』とも呼ばれていて、おもに『イヌ小胞子菌』というカビの仲間が皮膚に感染して起こる病気です。円形にハゲることから「リングワーム」とも呼ばれています。

耳や顔など部分的なもであれば『抗真菌薬』の入ったローションや軟膏などを塗り薬で治療します。広範囲に及ぶ場合は内服薬も使用します。

 皮膚糸状菌症は人間の子どもに感染しやすく、首や腕などに痒みや湿疹をおこします。

感染していても無症状の猫ちゃんもいるので、外猫に触れたら必ず手洗いをさせましょう。

感染したしても抗真菌薬で完治するので大丈夫です。


 人の水虫(真菌)も猫ちゃんの耳など、毛の薄い部分に感染することがあります。

ダニの感染

猫ちゃんがダニに感染して皮膚炎になるものに『ツメダニ症』『ニキビダニ症』『猫の疥癬』があります。もっぱら治療は「ノミ・ダニの駆除剤」の投与。

耳ダニは猫ちゃんに寄生しているときは猛威をふるうのですが、本来の宿主である猫ちゃんの体から離れてしまうと生きていけません。

例え人間に感染したとしても、しばらくすると死んでしまいます。

 ツメダニ症 猫ちゃんがツメダニに寄生されると、頭部や背中に湿疹やカサブタ、脱毛などがみられます。成猫ではほとんど症状が現れないこともあります。

ツメダニは頭部に大きな爪のある触肢しょくしあることから、そう呼ばれています。体長は0.3~0.5mm程度ですね。

 人がツメダニに刺されると、強いかゆみや痛みがあるようです。



 猫疥癬 猫疥癬は『猫小穿孔ねこしょうせんこうヒゼンダニ』(猫ヒゼンダニ)が皮膚に寄生することで発症します。

初期には顔や耳介に脱毛や赤い発疹がみられます。症状が進むと皮膚が厚くなり、顔や耳の皮膚がシワシワになります。

あまり痒がらない猫ちゃんもいれば、血が出るくらいかきむしる猫ちゃんもいます。おもな治療はダニ駆除剤の投与です。


 ネコニキビダニ症 もともと猫ちゃんの鼻周辺の毛穴の中に寄生している『ネコニキビダニ』(ネコ毛包虫)が原因で皮膚炎を発症します。ふつうの健康な猫であれば発症することはありません。

猫ちゃんに免疫力を低下させるような病気(猫エイズなど)が潜んでいる場合、ニキビダニが原因の脱毛や皮膚炎がみられます。

猫の日光皮膚炎

『日光皮膚炎』は日光からの強い紫外線を受けることによって、耳の先端など毛の薄い部分の皮膚が赤くなったり、毛が抜けたりする皮膚炎です。

中でも白色や色素の薄い被毛の猫ちゃんに起こりやすい皮膚病です。皮膚の炎症がひどい場合は抗炎症剤を投与します。

 うちの猫ちゃん(白猫)は毎日外をお散歩してますが、今のところ問題ないです。体質によるところが大きいのでしょう。

猫のアトピー性皮膚炎

実は猫ちゃんも『アトピー性皮膚炎』になります。症状として顔や耳の後ろ、首の部分の皮膚に強いかゆみが生じます。

アトピー性皮膚炎の原因として花粉、ハウスダスト、カビなど、いろいろな原因が考えられます。

猫ちゃんの場合はアレルゲン自体の特定が難しいので、もっぱら抗炎症剤や抗アレルギー剤などで治療します。

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耳ダニの市販薬について

市販の耳ダニ駆除剤もあるにはあるのですが、完全駆除がむずかしいのが現状のようです。

耳の中に入れるものですら、獣医師から処方されたものを使用するのが安全だと思います。

ちなみに耳ダニの治療費(耳の洗浄+薬代)は3,000円ぐらいです。

まとめ

猫ちゃんの耳がハゲてくる原因に、皮膚糸状菌症というカビの仲間、猫に寄生するダニ、アレルギー性の皮膚炎などがあります。

皮膚糸状菌症は抵抗力がない子どもに感染しやすので注意が必要です。

猫ちゃんのダニが人に感染しても一時的なものです。でも猫ちゃんよりも人間の方が痒みや痛みが強い傾向があるようです。

とくに耳がハゲている猫ちゃんに触れたときは、よく手洗いしましょう。とくに猫ちゃんを多頭飼いしている方は要注意です。

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