もしかして猫が口内炎?よだれと口臭がひどい。。
口内炎は猫がなりやすい病気の1つです。
それで今回は、口内炎の原因と予防について調べてみました。
猫の口内炎の原因について
口内炎は治療が長期的になるケースが多く、とても厄介な病気です。
口の中の粘膜に炎症が起こり、口臭やよだれが目立つようになります。
症状が進むと痛みで食事ができなくなるので早期発見・早期治療はとても大切です。
1.歯垢や歯石が原因のもの
口内細菌の9割以上は歯石と歯の表面に存在するといわれています。
歯垢や歯石があると歯周病になりやすく、また口内炎も発症しやすくなります。
歯肉炎から歯周炎にまでなってしまうと、なかなか治りにくいので要注意です。
歯周病 | 特徴 |
---|---|
歯肉炎 | 歯茎が炎症を起こして赤く腫れること。 |
歯周炎 | 歯肉炎がさらに進行した状態。歯を支える顎の骨が溶けて歯が抜けたりします。口臭がきつくなります。以前は歯槽膿漏(しそうのうろう)と呼ばれていました。 |
備考 | 歯周病とは、歯肉炎と歯周炎をひっくるめた総称です。 |

口内炎そのものは抗生物質やステロイド剤などで治療していきますが、
歯垢や歯石がひどいときは猫に全身麻酔をかけて、それらを除去することもあります。
猫が歯垢がつきはじめるのは2~3歳頃からと言われています。
ちなみに歯垢がつきやすいのはドライよりもウェットフードの方です。
歯垢を予防するタイプのフードもあるので利用してみるのもよいでしょう。
猫の歯垢や口臭のチェックも含め、週に2~3回は歯磨きしてあげましょう。
ちなみに歯垢がつきやすいのはドライよりもウェットフードの方です。
歯垢を予防するタイプのフードもあるので利用してみるのもよいでしょう。
猫の歯垢や口臭のチェックも含め、週に2~3回は歯磨きしてあげましょう。
【与える頻度】猫にはドライとウェットどっちがよい?【キャットフード】
2.猫カリシウイルス感染症が原因のもの
猫風邪といわれるものの中に「猫カリシウイルス感染症」があります。
くしゃみ・鼻水などの風邪症状のほかに、ひどい口内炎や舌炎になることが知られています。
痛みからよだれが多くなったり、口臭がきつくなったりします。
三種混合ワクチンで予防できるので、定期的に予防接種をしていれば大事にはいたりません。
【くしゃみ鼻水】猫風邪の治療費と治療期間をしらべてみた
3.免疫力の低下によるもの
猫の口内には多くの細菌が住んでいますが、健康であれば病気になることはありません。
しかし免疫力が低下すると
そういった場合には免疫力を低下させている病気の根本的な治療も必要になってきます。

免疫力を低下させる病気には「猫白血病」「猫エイズ」などがあります。
また糖尿病や腎不全により免疫力が低下しているケースもあります。
病状によって※免疫賦活剤 、抗生物質、抗炎症剤などを投与します。
また糖尿病や腎不全により免疫力が低下しているケースもあります。
病状によって
※免疫力を高める薬剤
【猫白血病】症状の違いについてしらべてみた【猫エイズ】
難治性口内炎とは
なかなか治らない口内炎に「
歯肉や口腔粘膜に複数の箇所に強い炎症を起こし、強い痛みを伴います。
発症率は口内炎全体の6%ほどですが、一度発症すると治療が長期化するので厄介です。
一般に中高年以降の猫ちゃんに多くみられる傾向があります。
難治性口内炎の原因
- ※ウイルスなどの感染によるもの
- 糖尿病や腎不全などによる免疫力低下
- 歯垢や歯石の沈着
- 栄養的な問題
- アレルギー
症状に合わせて「抗生物質」「抗炎症剤」「免疫賦活剤」などを投与して治療します。
難治性口内炎の場合、薬剤のみで根治させるのは難しいといわれています。
薬剤で効果がみられないときには、全身麻酔下で歯垢や歯石を除去する必要があります。
状況によってな全て歯を抜いて細菌の住処を取り除くケースもあるようです。
これは難治性口内炎にもっとも効果がある治療法と考えられています。
これは難治性口内炎にもっとも効果がある治療法と考えられています。
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猫の歯が全部なくなるとどうなる?
猫ちゃんの歯が全部なくなってしまうと食事ができなくなっちゃうと思われますが、
猫はエサをよく噛まずに丸飲みにする習性があるので、歯がなくても大丈夫とのこと。
とはいえ食べ物を柔らかくしたり、食べやすい大きさにしてあげる配慮は必要ですね。
まとめ
口臭とよだれが出てきたときは、歯周病の初期のであることが多いです。
なかなか歯周病は治りにくい病気なので、早期予防・早期発見が大切。
歯磨きをするときは歯肉を傷つけないように注意しましょう。
【嫌がる】猫の歯磨き頻度とナイスなやり方【おやつ】
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