【数値の見方】猫の血液検査をやってみた【気になる結果】

猫の血液検査の数値の見方がわからない。。

いろいろ数値が書いてあるけど、何がわかるの?

今回は猫ちゃんの血液検査をして来ました。

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猫の血液検査について


今までうちの猫に白血病ワクチンを接種していなかったので、念のため受けることにしました。

ワクチン接種の前に感染チェックをします。すでに感染していたらワクチンを打っても意味がないですからね。

そのついでに基本的な血液検査もしてもらうことができます。


1.基本的な血液検査


基本的な検査項目であれば費用は3,000円ちょっと出るくらいです。

今回は白血病とエイズのチェックもしたので費用は4,000円ぐらいでした。

基本的な検査項目
項目 検査目的(数値は成猫の基準値)
GLU グルコース(74-159mg/dL)のこと。血糖値のこと。糖尿病、ストレスの有無などの検査。ストレスを受けると血中グルコースの濃度が上昇する。
BUN 尿素窒素(16-36mg/dL)のこと。腎疾患、肝疾患などの検査。数値が高いと腎臓疾患を疑い、逆に低いと肝臓疾患を疑う。
CREA クレアチニン(0.8-4.2mg/dL)のこと。腎疾患の有無などの検査。数値がが高い場合は腎臓疾患により尿がつくれなくなっている可能性がある。
TP 総タンパク(5.7-8.9g/dL)のこと。血液中に含まれているタンパクの総称。腎疾患、肝疾患の有無など
ALB アルブミン(2.2-4.0g/dL)のこと。総タンパクの約6割を占める。腎疾患、肝疾患、消化器疾患、脱水の有無などの検査。肝臓のアルブミンをつくる能力が低下すると数値が下がる。
GLOB グロブリン(2.8-5.1g/dL)のこと。リンパ節や脾臓などのリンパ球でつくられる。炎症性疾患、感染症の有無などの検査。グロブリンはリンパ組織に関わっているため、数値が高いときは悪性腫瘍や自己免疫疾患を疑う。
ALT アラニンアミノタロンアミラーゼ(12-130U/L)のこと。肝細胞でつくられる酵素。肝疾患の有無などの検査。肝細胞が破壊されることで数値が高くなる。
ALP アルカリフォスタファーゼ(14-111U/L)のこと。副腎疾患、肝疾患、骨疾患、ストレスの有無などの検査。肝臓や小腸、腎臓、骨などの多くの臓器や器官に存在し、これらの組織に異常があると数値が高くなる。
補足 アルブミンとグロブリンの比(A/G比)は肝臓および腎臓疾患の有無、種類の特定、重症度の目安になります。

わたしが住んでいる地域のクリニックでは上記8項目を検査しています。

病院によって検査項目や基準値に若干の違いがありますから、あくまで目安と考えてくださいね。

ちなみに子猫、成猫、老齢の猫によって基準値が異なります。



リアルな検査結果です


結果はすべて正常範囲内、ウイルスも陰性でした(^^)

ちなみにうちの猫ちゃん(メス)は7歳です。


基準値を大きく超えた場合には「>」「-」などの記号で表示されます。

しかしながら基準値を外れているからといって必ずしも異常とは限りません。

獣医師の説明をよく聞きいてから判断しましょう。


2.その他の項目


獣医師が猫の健康チェックをして気になる症状があれば検査項目を追加してくれます。

正常値や詳細な説明などは割愛させていただきます(疲れちゃいました、すみません。。)

その他の検査項目
検査項目 検査目的
AMYL 血中アミラーゼのこと。膵炎などの膵臓疾患などの有無。
AST アスパラギン酸アミノトランスアミナーゼのこと。肝疾患、筋疾患などの有無。
Ca2+ カルシウムのこと。上皮小体性疾患、腎疾患、腫瘍などの有無。
CHOL コレステロールのこと。肝疾患、甲状腺疾患などの有無。
CK クレアチンキナーゼのこと。筋疾患などの有無。
GGT ガンマグルタミルトランスのこと。肝疾患などの有無。
LDH 乳酸脱水素酵素のこと。肝疾患、消化器疾患、心疾患などの有無。
LIPA リパーゼのこと。膵疾患などの有無。
Mg2+ マグネシウムのこと。上皮小体性疾患などの有無。
NH3 アンモニアのこと。肝疾患などの有無。
PHOS 無機リンのこと。腎疾患、上皮小体性疾患などの有無。
TBIL 総ヒビリルビンのこと。肝疾患、貧血などの有無。
TRIG 中性脂肪のこと。脂質代謝系疾患などの有無。
URIC 尿酸のこと。肝疾患、尿路結石症などの有無。
Na ナトリウムのこと。腎疾患、脱水、副腎皮質疾患などの有無
K カリウムのこと。腎疾患、脱水、副腎皮質疾患などの有無。
CL 塩素のこと。腎疾患、脱水などの有無。
T4 総サイロキシンのこと。甲状腺疾患などの有無。

【毎年】猫の予防接種の回数と費用について調べてみた【必要?】

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3.猫の血液型について


今回のテーマはは血液検査なので猫の血液型についても触れておきますね(^^)

猫ちゃんの血液型にはA、B、ABの3つの型がありO型は存在しません。

A型の血液をもつ猫ちゃんが最も多く全体の80%ぐらいになります。


次に多いのはB型の15%、そして最も少ないのはAB型の5%になります。

輸血するときはヒトの場合と同じでAの猫にはAを、BにはBを輸血することができます。

AB型にはA、B、ABの全てのタイプからの輸血が可能になるのでお得?だといえます。


猫の品種と血液型

アビシニアンペルシャブリティッシュショートヘアのほとんどの猫ちゃんはB型といわれています。

全て血液型に輸血できるO型がいないので、猫ちゃんの輸血はシビアになります。


編集後記


うち猫はビビリなので病院では暴れまくりでした(^^ゞ

麻酔を嗅がせても効かなくて、結局鎮静剤(注射)で眠らせてから採血しました。

さらにワクチンでアレルギーが出てしまい大変な思いをさせてしまいました。。


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