なかなか猫風邪が治らない!どうなってるの?
今回は猫風邪の治療期間と費用について調べてみました。
猫風邪について
猫風邪といえば「ヘルペスウイルス」と「猫カリシウイルス」が代表的。
それに加えて感染しやすいのが「クラミドフィラ・フェリス」という細菌です。
猫風邪 | 症状 |
---|---|
ヘルペスウイルス | 猫ヘルペスウイルスによる猫風邪(猫ウイルス性鼻気管炎)。鼻汁やくしゃみ、咳や発熱、食欲低下など人間の風邪と似た症状。病状が進行すると角膜炎や結膜炎になることがある。 |
カリシウイルス | 猫カリシウイルスによる猫風邪(猫カリシウイルス感染症)。上記の風邪症状の他にひどい口内炎や舌炎がみられるのが特徴。子猫が肺炎を併発すると死亡することもあるので要注意です。 |
猫クラミジア | ※クラミドフィラ・フェリス感染症による猫風邪。くしゃみ・鼻水・結膜炎といった症状が現れます。猫ヘルペスウイルスや猫カリシウイルスと複合感染することが多い。 |
備考 | ※以前「猫クラミジア」と呼ばれてたものがクラミドフィラ・フェリス感染症です |
「ヘルペス」と「カリシウイルス」は3種混同で予防することができます。
ちなみにクラミジアは5種混合ワクチンと7種混合ワクチンに含まれています。
あらかじめ予防接種をしていれば、発症時の症状を軽減してくれるはずです。
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1 猫風邪の治療期間
人間の風邪は早くて2~3日、長くても1週間ぐらいで完治します。
でも猫が風邪をひくと人間よりも症状が重く、完治するまで2週間以上かかることも。
風邪ウイルスにクラミドフィラが加わると、治るまで1カ月以上かかることもありますよ。

クラミドフィラ・フェリスが体内から排泄される期間は感染後約60日間です。
この細菌を確実に排除するためには、4週間以上治療を続けなければならないとのこと。
この細菌を確実に排除するためには、4週間以上治療を続けなければならないとのこと。
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2 猫風邪の治療費
風邪には特効薬というものがないので、それぞれ症状に合わせた薬が処方されます。
目ヤニ・鼻水には点眼点鼻薬、発熱には消炎剤、場合によっては抗生物質も処方されます。
これらは体を楽にするもので、あくまで治すのは猫ちゃんの免疫力です。
治療が長引かなければ費用はは2,000円前後です。

鼻づまりのせいで食欲不振、または全く食事をしなくなる猫ちゃんもいます。
匂いがしなくなると、キャットフードを「食べもの」と認識しなくなるようです。
猫の衰弱が目立つようなら1日入院させて、栄養点滴で体力を回復させることもあります。
1泊入院日が4,000円前後、点滴が4,000円前後です。
1度でも猫風邪ウイルスに感染してしまうと、ウイルスを完全に排除する方法はありません。
これを「キャリア」といい、風邪が治ったとしてもウイルスを一生持ち続けることになります。
何かの病気やストレスなどで免疫力が低下すれば再発してしまう可能性が残ります。
これを「キャリア」といい、風邪が治ったとしてもウイルスを一生持ち続けることになります。
何かの病気やストレスなどで免疫力が低下すれば再発してしまう可能性が残ります。
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風邪が治らないケース
風邪をひいたとしても3種混合ワクチンを接種していれば症状が軽く済むはずです。
でも腎不全、猫白血病、猫エイズなどで免疫力が低下しているときは治療が長期化します。
風邪がなかなか治らなくて病院で調べてみたら「猫エイズ」だったというケースもあります。
治療は抗ウイルス薬、免疫賦活剤 (免疫力を高める薬)、抗生物質など症状に合わせて投与します。
基本的に十分な栄養と水分を摂取させ、体を温かくして体力回復に努めます。
基本的に十分な栄養と水分を摂取させ、体を温かくして体力回復に努めます。
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まとめ
猫ヘルペスは1度でも感染してしまうと体内から完全に追い出すのは不可能です。
基本的に猫の免疫力を高めて発症を防ぐしかありません。
猫ちゃんの風邪が長引くときは、何らかの病気の可能性もあるので注意しましょう。
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