猫の風邪は人間にうつるの?キスで感染してしまう4つの病気

ぶっちゃけ猫の風邪は人間にうつるの?

風邪をひいている猫にホッペをすりすりしていましたが、なんだか熱っい気がします。。

猫の風邪がうつったせいでしょうか?

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猫とのキスで感染する4つの病気


結論からいうと猫風邪は人に感染することはなく、逆に人の風邪猫に感染することもありません。

また猫白血病ウイルスや猫エイズウイルスもヒトに感染することはありません。

それでは猫ちゃんとキスすることで感染する病気について話を進めたいと思います。


1.Q熱


キュー熱」の原因はコクシエラ菌で、おもに家畜やペットから人に感染します。

日本では家畜から人に感染することは少なく、おもにペットからの感染が多いとのこと。

そして、この菌を保有している猫の割合は10%程度といわれています。



まさかの夏風邪って…


人に感染すると、頭痛・悪寒・筋肉痛・高熱などのインフルエンザと似た症状になります。

一般の病院ではQ熱を特定するのは難しく、風邪として治療されます。

それで風邪として処方された薬(抗生剤など)で治ってしまうとのこと。

ちなみにQ熱は「Query(不明)」という言葉が由来になっているとのこと。

風邪の季節でもないのにインフルエンザ様の症状になったときや、

風邪が治ったあとでも長期的に倦怠感が残る場合はQ熱かも知れません。

ちなみに人から人へ感染することはマレですのでご安心を(^^)

2.カプノサイトファーガ・カニモルサス感染症




カプノサイトファーガ・カニモルサスは犬や猫の口の中にいる常在菌です。

猫の咬み傷や引っ掻き傷から感染し、発熱・吐き気・頭痛などの症状になります。

高齢者では重症化するケースもあり、敗血症や髄膜炎を引き起こす場合もあります。


3.パスツレラ症


パスツレラ菌はイヌや猫の口の中にいる常在菌で、咬まれた引っ掻かれたりすることで感染します。

人間が感染すると20分~2日で皮膚症状、気管支炎や鼻炎などの風邪に似た症状が出るのが特徴です。

他の感染症にはないほど高い保有率のため、ペットオーナーが最も注意しなければならない感染症です。

高齢者、糖尿病患者等の抵抗力の弱い人の、日和見感染による発症が多くみられています。
  1. 呼吸器症状 人のパスツレラ症の約60%を占め、喘息、結核、悪性腫瘍等の 疾患がある場合に、発症しやすく、くり返し発症することがあります。軽い風邪の様な症状から、重篤な肺炎までみられます。
  2. 皮膚症状 パスツレラの約30%を占め、犬、猫に咬まれたり、引っ掻かれたりしたあと、約30分から2日で受傷部に激痛、発赤、腫脹を起こし、フレグモーネ(蜂窩織炎)となることが多く、免疫不全等の基礎疾患がある場合は重症化し、骨髄炎、敗血症となることもあります。
  3. ペットの場合 一般に、犬、猫が感染してもはっきりした症状は現れません。まれに猫で肺炎や化膿した皮膚病になることがあります。
千葉県獣医師会より抜粋

【生傷】猫が手足を噛むわひっかくわで悲惨!しつけ方を教えて!


4.コリネバクテリウム・ウルセランス感染症


猫からの細菌感染(コリネバクテリウム・ウルセランス感染症)で、福岡の女性が死亡。

厚労省が症例を公表している01年以降では国内初の死者とのこと。

この細菌は人獣共に感染し、人に感染すると咳やくしゃみなど風邪に似た症状になるそうです。


過剰なスキンシップは危険!


ペットが感染した場合、くしゃみや鼻水などが出ることが知られているそうで、

症状が出ないまま菌を持っていることもあるので注意が必要とのこと。

犬や猫などから感染する「コリネバクテリウム・ウルセランス感染症」にかかった福岡県の女性が2016年に亡くなっていたことが15日、分かった。屋外で猫に餌をやった際に感染したとみられる。(中略)

厚労省によると、死亡したのは福岡県の60代の女性。16年5月に呼吸困難で救急搬送されて3日目に亡くなった。女性は屋外で3匹の猫に餌やりをしており、その際の接触から感染したとみられる。

国立感染症研究所によると、17年11月末までに感染が確認されたのは死亡した女性を含め25人。
北海道、東京、神奈川、香川、徳島などで患者が確認されている。

厚労省は、飼育している犬や猫に風邪に似た症状や皮膚炎などが出ている場合は早めに獣医師の診察を受け、過度な接触を避けるなど注意が必要だとしている。

日本經濟新聞(2018.1.15)

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猫のインフルエンザについて


人と鳥の人獣共通感染症に鳥インフルエンザがありますが、人にも感染する猫インフルエンザが登場したようです。

去年(2016年12月)ニューヨークで鳥インフルエンザの一種が保護施設にいた500匹の猫に感染したというニュースがありました。

ちなみにこのウイルスは「H7N2 猫インフルエンザウイルス」と呼ばれています。

東京大学の研究によると、このウイルスが人や他の哺乳類にも感染するタイプに変化したとのことです。

まとめ


だだの風邪症状と思っていても油断は禁物、放っておくと大事にいたることも。

ペットに触れた後は手洗いを忘れずに!そのままの手でお菓子などを食べないこと!

わたしのヤル気のなさは「Q熱」によるものかも知れません(ウソ)


【治療法】痒くなった!猫の皮膚病は人にうつるのか調べてみた

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