猫が食事もせずに緑色っぽい胃液ばかりを吐く
猫が緑色の胃液を吐くのは観葉植物を食べせい?
緑色の胃液を吐く病気
観葉植物には猫にとって有害なものが多く、それを食べると嘔吐下痢になることもあります。
猫の吐しゃ物の色は食べたものにもよりますが葉っぱを食べたからといて緑色にはなりません。
この場合吐しゃ物の中に葉の残骸が混じっているので原因が特定しやすいと思います。
ただ、なにかの原因で胆汁が胃に逆流すると吐しゃ物が黄緑色になることはあります。
1.この病気の正体
猫パルボウイルスに感染すると嘔吐したときに黄緑色の胆汁が混じることが知られています。
猫パルボウイルス感染症は別名「猫伝染性腸炎」「猫汎白血球減少症」とも呼ばれています。
感染すると高熱、食欲不振、激しい嘔吐下痢による脱水症を起こす極めて危険な病気です。
しかしながら三種混合ワクチンで予防できるので通常問題になることはありません。
2.この病気の恐いところ

「猫汎白血球減少症」と呼ばれるように白血球数が減って病気に対する抵抗力が弱くなります。
なかでも高熱と激しい嘔吐下痢による脱水症は子猫にとって致命的です。
子猫がこの病気に感染すると90%以上が亡くなってしまうため早期の治療が重要です。
まだ母猫のお腹の中にいる胎児のときに感染した場合、生まれてもすぐに亡くなってしまいます。
生き残ったとしても運動障害や身体の一部が不随意的にふるえる震顫 が残るケースもあります。
生き残ったとしても運動障害や身体の一部が不随意的にふるえる
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3.ワクチン接種は毎年必要?
パルボウイルスは3種混合に含まれていますから、毎年ワクチン接種してるなら必然的に予防されます。
子猫の場合は初年度に3種を2回受けますが、これでほぼ終生に近い免疫ができるいわれています。
とはいえ、念のために3年毎(例えば4歳、7歳とか)の追加接種が奨励されています。
まとめ
子猫が緑色の胃液を吐くときはパルボウイルス感染症かも知れません。
極めて感染力が強く子猫にとっては致命的なので多頭飼いのときは要注意です。
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