毛が抜けてフケも多いのに痒がらないのは何で?
今回は猫の皮膚病について調べてみました。
猫の原因不明の皮膚病4つの原因
猫の皮膚炎は発見が遅れると完治するまで時間がかかってしまうこともあります。
あまり猫が痒がらないケースもあるので飼い主が気がつかないことも多いです。
中にはヒトの子どもに感染するものもありますから注意が必要なんです。
1.皮膚糸状菌症によるもの
猫の顔や耳、四肢などに感染しやすく円形状に毛が抜けることからリングワームとも呼ばれています。
周囲にフケやカサブタが見られることもありますが、それほど痒みはないようです。

おもな感染原因は皮膚糸状菌に感染している猫との接触によるもの。
子猫や免疫力が低下している老齢の猫に感染しやすいすい傾向があります。
「抗真菌薬」という専門の薬を使って治療します。
ヒトの子どもに感染しやすい病気で、首や手足などに痒みや湿疹などが出来ます。
そのため感染猫が使っていた寝床や毛布などは除菌する必要があります。
そのため感染猫が使っていた寝床や毛布などは除菌する必要があります。
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2.猫のツメダニ症によるもの
「ツメダニ」は頭部に大きな爪(
ツメダニに寄生させると頭や背中に大量のフケがみられるのが大きな特徴です。
また湿疹、カサブタ、脱毛などがみられますが、その割にはそれほど痒みはありません。

ツメダニ 出典:http://www.hs64.jp/
感染原因は猫やイヌなどの感染動物との接触やノミやハエなどを媒介して感染します。
治療はもっぱらノミ・ダニの駆除剤を使用します。
ツメダニは人を刺す代表的なダニで人が刺されると強い痒みが出ます。
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3.猫のニキビダニ症によるもの
「ニキビダニ」とは猫の皮膚に常在している体長2~3mmの細長いダニ。
ニキビダニ症になると頭・顔・首の周囲の脱毛やフケがみられます。
湿疹やカサブタも見られますが、痒がる猫もいれば平気な猫もいます。
ふつう健康的な猫であればニキビダニ症になることはありません。
そのため背後に免疫力が低下するような病気(猫白血病など)がある可能性があります。
そのため背後に免疫力が低下するような病気(猫白血病など)がある可能性があります。
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4.日光皮膚炎によるもの
日光に対する過敏症のことで日光アレルギーとも呼ばれます。
猫の場合は毛の薄い部分…鼻の頭や耳といったところの皮膚に炎症が起こります。
赤みや脱毛にフケといった症状が出ますが、ひどいときは潰瘍状になることもあります。

白猫や被毛に白色が多い猫は日光皮膚炎になりやすい傾向があります。
長期間紫外線を浴び続けることで皮膚がんになるリスクも高くなります。
猫同士のケンカでついた傷と間違われやすいので注意しましょう
長期間紫外線を浴び続けることで皮膚がんになるリスクも高くなります。
猫同士のケンカでついた傷と間違われやすいので注意しましょう
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まとめ
猫の皮膚炎には痒みが伴わないものもあり、気がつかない場合があります。
皮膚病によっては専用の薬を使用にないと完治しないものもあります。
ニキビダニ症の場合、他の病気で免疫力が低下している可能性があるので要注意です。
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