猫ちゃんのおヒゲが抜けてる!
猫のひげが抜ける原因
猫ちゃんのヒゲが床に落ちているのを発見して、心配になる飼い主さんがいるかもしれません。ふつう猫ちゃんのヒゲは半年周期で生えかわっています。2、3本抜け落ちていても健康上の問題はありません。
もしも、さらに猫ちゃんのヒゲが続けて抜け落ちているときは、病気が隠れているサインかも知れません。
『ニキビダニ症』は、おもに猫の顔の周りの毛穴に住んでいる体長0.2~0.3ミリほどのダニによって、頭や顔の周囲などに皮膚炎を起こすものです。
ニキビダニは常在性のダニで、ふつうの健康な猫であれば発症することはありません。そのことから背後に免疫力を低下させるような病気が隠れていることがあります。
免疫力を低下させる病気には『慢性腎臓病』『猫白血病』などがあり、ストレスでも免疫力が低下するので注意が必要です。
引越しや、過激な部屋の模様替えから猫ちゃんがストレスになり、ヒゲが抜け落ちることもあります。
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猫のヒゲについて
猫のヒゲにはどんなものがある?
猫のヒゲは通常の毛(被毛)よりかたく張りがあり、通常の毛より3倍も深いところから生えています。猫のヒゲの根元には神経が密集していてとても鋭敏。ヒゲの先端に少し何かが触れただけですぐさま情報が脳に伝わります。
犬と比べてみても鼻口部からの信号を受け取る脳の領域が広く、ヒゲは猫にとって重要な器官であることがわかりますね。

上唇毛は左右それぞれ12本のヒゲが生えています。ちなみに上唇毛が生えている場所(ω)は『ひげ袋』といいます。
他にも顔の周りに『
猫ちゃんにはまつ毛がなく、代わりに眉上毛という目の上に長めの触毛が5~6本生えています。
猫のヒゲの役目
また猫ちゃんは目と鼻の先にあるような、近くにあるものをはっきり見るのが苦手。そのため鼻先にある物体や、口にくわえた獲物など知るために、ヒゲからの情報に頼っているんです。
猫ちゃんは顔に生えている全部のヒゲを総動員して立体的にものを捉えています。猫ちゃんの聴覚が優れたレーダーなら、ヒゲは優れたセンサーといえますね。
ちなみに猫ちゃんのひげを切っても平衡感覚がなくなるようなことはありません。
まとめ
猫のヒゲは半年毎に生えかわり、比較的若い猫はヒゲが抜けやすい傾向が見らえます。連続して抜けるようなことがなければ問題はないかと思われます。もしニキビダニ症などの症状が見られた場合には、免疫力を低下させるような病気が隠れている可能性があるので獣医師に相談する必要があります。
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