【唸る走る】病気?猫が唸ったり走りまわる3つの原因

猫ちゃんお部屋の中を唸りながら走り回るようになった。

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猫が唸ったり走り回る3つの原因

猫ちゃんが唸ったり、部屋の中を走り回る原因には、どんなものが考えられるのでしょうか。

猫の甲状腺機能亢進症

『甲状腺機能亢進症』こうじょうせんきのうこうしんしょうは8歳以上の中高齢の猫ちゃんにみられ、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることによって引き起こされる病気です。

甲状腺ホルモンのおもな働きに、新陳代謝の調節、脈拍数や体温の調節、自律神経の調節、などがあります。

一言でいうと『甲状腺機能亢進症』とは、猫ちゃんが異常に活発になる病気と言えます。

そのため猫ちゃんが活発化して、攻撃的になったり、走り回ったり、夜鳴きしたり、唸ったりなどの行動がみられるようになります。

甲状腺機能亢進症の初期の症状として以下のようなものがみられます。

 初期症状 
  • 動きが活発になる
  • 食欲が増す
  • 落ち着きがない
  • 攻撃的になる
  • 水をよく飲む
  • 尿の量が増える…など


病態が進むと、逆に食欲や活動性レベルが低下してきます。1度にエネルギーを使い果たした状態とも言えます。

この病気は異常に活発化することにより心臓にも負担をかけます。そのため肥大型心筋症や高血圧症など併発することもあります。

治療として甲状腺ホルモンの合成を抑える『抗甲状腺薬』の服用と、外科手術で甲状腺を取り除く方法があります。

猫知覚過敏症候群

『猫治覚過敏症候群』ねこちかくかびんしょうこうぐんは猫ちゃんの背中から尻尾にかけての筋肉がピクピクとけいれんする病気です。

突然けいれんが起こるので、猫ちゃんが何者かに攻撃をされた思い、見えない敵に対して唸ったり、逃げて走り回ったりするようになります。

最悪なケースとして、ストレスから攻撃的になったり、恐怖のあまりベッドの下に隠れたまま出て来なくなったりします。

この病気は猫のてんかん発作の1つと考えられていて、治療には『抗てんかん薬』が処方されます。

 うちの猫ちゃんも時々背中をムズムズさせることがありますが、あまり気にしてないようです。


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  • 侵入者によるストレス

    これは縄張り意識の強い、または野性味が濃い猫ちゃんにみられます。

    家の庭先に外猫が侵入すると家に居る猫ちゃんには大きなストレスに。自分の縄張りを守るために威嚇しながら走り回るケースがあります。

    このようなケースでは部屋を囲むようにオシッコ(マーキング)がみられます。長時間ストレスに晒され続けると猫ちゃんが神経症になることもあります。

    そのため外猫の侵入を防いだり、カーテンを閉めて外を見えなくする工夫が必要です。

    下記はわたしが住んでいる地域の『動物愛護センター』のホームページからの抜粋です。

     猫が家の敷地などに入らないようにする方法 
    • ごみの処理を確実にして、荒らされないようにする。
    • 猫が入れないように網やネットなどで進入路を防ぐ。
    • 猫は水を嫌うので、通り道、ふんをする場所に水をまく。
    • 市販の猫専用忌避剤、酢、木酢液などを散布する。
    • 市販されている猫よけ機(超音波発生装置)などの猫よけグッズを使用して猫の侵入を防ぐ。


    わたしの地域の『動物愛護センター』では2週間を限度に『猫よけ機』(超音波発生装置)の貸し出しを行っています。


    まとめ

    猫ちゃんが唸ったり走り回る病気に『甲状腺機能亢進症』『猫知覚過敏症候群』などがあります。甲状腺の病気は中高齢の猫ちゃんにみられる病気です。

    また家の庭先に外猫が侵入することで、猫ちゃんが大きなストレスを感じて問題行動を起こすケースもあります。自治体によっては『猫よけ機』貸出を行っているので問合せてみるとよいでしょう。

    猫ちゃんが8歳以上になたら1度、甲状腺の病気などの健康チェックをするのがよいでしょう。

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