【危険性】市販キャットフードの悪い評判は事実なの?

キャットフードに入っているミートミールや穀物は猫の健康に悪いの?

キャトフードの中身については、グレーな部分があるのも確かですね。

今回はキャットフードの材料について調べてみました。

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市販のキャットフードは健康によくない?


「市販フードは猫の健康によくない」という情報をよく耳にします。

それらが問題にしているのは、おもに穀物の使用、ミール、保存料などですね。

果たしてそれらの材料が猫の健康を害するのかチェックしたいと思います。


1.穀物について




理想的な猫の食事は「生きたネズミ、丸ごと1匹」といわれていて完全肉食がベスト。

基本的にトウモロコシや小麦などといった穀物類を必要としません。

しかしながら市販のフードにはそれらが複数入っているのが一般的です。

ペットフードに穀物を使う理由
  • 加工しやすく大量生産できる
  • コストが安いので消費者に安く提供できる
  • 材料をまとめるツナギの役割がある
  • 穀物で足りない栄養素を補うことができる…など

  • 猫は炭水化物を消化する能力はそれほど高くありませんが、

    フード中に3割程度の炭水化物が入っていても消化には問題ないといわれています。

    またこれといって、猫に炭水化物が危険だとする報告もないようです。

    穀物を使用しているからといって悪いフードというワケではなく、

    総合的にみて、猫にとってバランスがとれた食事であれば問題ないと考えられます。

    最近ではAAFCO(米国飼料検査官協会)の栄養基準を元に製造されているフードも多くなりました。

    2.ミートミールについて


    ペットフードにはミートミール・チキンミールなど「○○ミール」が使われています。

    「〇〇ミール」は悪い肉を使っているので危ないという情報をよく耳にしますが、

    そもそもミールとは「脱水工程を通して特定の肉源から水分を取り去り乾燥させもの」のこと。

    一般的にこのように精製されたものは「肉粉」と呼ばれています。


    生肉はNG


    ちなみに「アズミラ」は人が食べても安全なチキンミールが使用されています。

    ですから「ミール」が危険かどうかは材料次第ということなのですね。

    このメーカーによると「高品質の穀物は猫の健康に有益」と考えられていて、

    「カナガン」などの高級ブランドとは対極的な立場なので面白いです。


    ○○ミールはよくみられます

    日本にも「ペットフード安全法」というペットの食の安全を守る法律があります。

    ペットに重大な被害を及ぼすようなものを商品化することはできません(^^)

    3.酸化防止剤について


    酸化防止剤はキャットフードの長期保存や風味を保つために必要なもの。

    しかし中には発がん性があるものもあり、基準値を超えて摂取すると臓器障害を起こすことも。

    猫ちゃんの体質よってはアレルギーの原因になることもあります。


    酸化防止剤 おもな特徴
    BAH 「ブチルヒドロキシアニソール」のこと。ラットでは発がん性がありますが、イヌ、サル、ブタを用いた実験では発がん性はみられなかった。
    BHT 「ジブチルヒドロキシトルエン」のこと。奇形を生じさせる疑いがある。
    エトキシキン 防腐力が高く非常に安価。アレルギー反応、主要臓器の障害が起こる可能性がある。
    亜硝酸ナトリウム 食肉の発色をよくし細菌繁殖を抑制する。
    抗酸化ビタミン ビタミンE、ビタミンC、ビタミンB2.β-カロテンなど

    これは基準値以内の使用においては問題はないとされています。

    エトキシキンについて

    ペットフードの基準値を設けているAAFCOが、飼料又は原料に150ppm以下の添加を認めているため、ペットフード業界ではエトキシキンの150ppmの添加を問題視する動きはありませんでした。

    しかし、FDA獣医医療センターは、飼い主からの報告を元に、ペットフードに添加されたエトキシキンが、アレルギー反応、皮膚病問題、主要臓器の障害、異常行動、がんなどの発症に関係しているようだという見解を発表しました。

    それを受け、FDAはエトキシキンの主要製造元であるモンサント社に、現在の基準値の半分の75ppmでの抗酸化試験を依頼したと言われています。


    最近では「ミックストコフェロール」「ローズマリー抽出物」など天然由来のものが使われます。

    「ミックストコフェロール」はビタミンEのことで、ローズマリーにも強力な抗酸化作用があります。

    これらは「抗酸化ビタミン」と呼ばれるもので、体にやさしい天然由来のものです。

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    4.着色料について


    猫は赤色などは判別できないといわれ、キャットフードをカラフルにする必要はありません。

    もっぱらフードを着色するのは、見た目をよくして購入者の購買意欲を刺激するため。

    使用基準内であれば問題になることはないので、あまり神経質になることはありません。

    もちろん不必要な添加物が使われていないに越したことはありませんが…


    【カラフルで危険?】キャットフードの着色料について調べてみた


    まとめ


    ミールや穀物を使用していたちしても、全てが危険なフードではありません。

    大切なのは猫ちゃんにとってバランスのよい食事かどうか。

    市販のフードは危険とするのは偏った情報によるものと考えています。

    ただ成分表に酸化防止剤や保存料の記載がないものは論外だと思います。

    【その人気にはワケがある】キャットフード・ドライ売れ筋TOP10

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